ネクスジェン株式会社(代表取締役:中島正和)は、造血幹細胞(脚注)を用いた新たな再生医療・細胞治療法の確立に向け、大日本住友製薬株式会社(代表取締役社長:野村博)と資本業務提携を行うことについての合意をしました。本資本業務提携により、両社による造血幹細胞に関する共同研究開発を促進します。
大日本住友製薬は、人々の健康で豊かな生活のために、研究開発を基盤とした新たな価値の創造により、広く社会に貢献することを企業理念としています。同社は、この理念を実現するため、また、日本はもちろん世界の方々に革新的で有用な医薬品をお届けするため、新薬の研究開発に全力を注いでいます。同社は、アンメット・メディカル・ニーズの高い精神神経領域、がん領域および再生・細胞医薬分野を研究重点領域とし、革新的な医薬品の創製を目指しています。
詳細は、https://www.ds-pharma.co.jp/ をご参照ください。
造血幹細胞:主に骨髄や臍帯血中に存在する組織幹細胞の一種で、細胞分裂を繰り返すことで、白血球、赤血球、血小板といった全ての成熟血液細胞を産生します(「多分化能」といいます)。また造血幹細胞の枯渇を防ぐため細胞分裂の際に、自己と同じ細胞を産生します(「自己複製能」といいす)。このように、造血幹細胞は「分化」と「自己複製」という二つの現象を巧みに調節し、正常な血液細胞を日々供給しています。中でも、生涯に渡りこの二つの機能を正常に有する細胞を長期造血幹細胞と言います。
組織幹細胞がもつ可能性を最大限活用することで、副作用の少ない根治療法の開発を目 指し、マウス長期造血幹細胞に関する世界有数の技術をもとに設立したベンチャー企業です。 また、独自の AI 技術開発による新規診断・治療法の開発やライフサイエンス領域への応用に向け、バイオロジーとデジタル技術の融合により、アンメットニーズの高い領域を中心に国内外の企業・研究機関との産学連携による共同研究を積極的に進めております。
・所在地:東京都品川区上大崎2丁目24番13号 601
・代表者:中島正和