本システムは、細菌感染症における診断上の課題を解決し、世界的にも注目されている薬剤耐性問題の解決を目指します。
日本において2016 年に厚生労働省により策定された 薬剤耐性(AMR) 対策アクションプランに代表されるように、世界各国でもAMR 対策が進んでいます。
しかし、新興国では専門医の不足・地域偏在に加え、医療プラットフォームの整備不足等により、グラム染色等による原因菌の同定や適切な抗菌薬の選定などの診断・治療が適切に行えていないのが現状です。
これらの新興国のように、感染症専門医が不足している、あるいは医療プラットフォームの整備が不足している地域に対する解決策として、遠隔での診断支援プラットフォームを構築しました。
本プラットフォームは、感染症診療の診断にお困りのプライマリケア医が、対象となる医用画像をクラウド上に登録することで、世界中どこの診療専門医にであっても読影を依頼することができるサービスです。
患者や検体毎に複数の画像をアップロードすることが可能です。
利用料は、読影依頼単位での従量制となり、読影回答時間を指定することも可能です。
迅速回答や複数の専門家にクロスチェックを依頼する機能も有しています。