This press release is available in Japanese.
ネクスジェン株式会社が現在進めている、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED):医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)/課題名「造血幹細胞の体外増幅技術の開発と移植医療への応用」の中間評価結果が発表されました。
ヒト造血幹細胞(ヒト HSC)移植は白血病等の血液癌を完治させる治療法ですが、GVHD(移植片対宿主病)等の副作用や予後予測が困難である点が問題となっています。
本事業ではこれを解決する方法として、長期持続的な造血に関与するヒト HSC を単離し、体外で増幅
をする移植技術と、ヒト HSC 移植予後予測コンパニオン診断システムの開発を目指しています。今回行われた中間評価では、ヒト LT-HSC を効率的に濃縮することができるバイオマーカーの同定と、ヒト造血幹細胞移植予後予測アルゴリズムの開発が成果として確認されました。
引き続き、臨床的有用性が高い移植関連技術の開発を進めて参ります。詳しくは以下の URL をご覧ください。
https://www.amed.go.jp/program/list/17/01/002_chiukan.html
AMED による CiCLE は、産学官連携により、我が国の力を結集し、医療現場ニーズに的確に対応する研究開発の実施や創薬等の実用化の加速化等が抜本的に革新される基盤(人材を含む)の形成、医療研究開発分野でのオープンイノベーション・ベンチャー育成が強力に促進される環境の創出を推進することを目的とした事業です。
組織幹細胞がもつ可能性を最大限活用することで、副作用の少ない根治療法の開発を目 指し、マウス長期造血幹細胞に関する世界有数の技術をもとに設立したベンチャー企業です。 また、独自の AI 技術開発による新規診断・治療法の開発やライフサイエンス領域への応用に向け、バイオロジーとデジタル技術の融合により、アンメットニーズの高い領域を中心に国内外の企業・研究機関との産学連携による共同研究を積極的に進めております。
・所在地:東京都品川区上大崎2丁目24番13号 601
・代表者:中島正和